2022年度 AFIMA Leaders Program 短期派遣留学報告会 & 2023年度 AFIMA Leaders Program 短期派遣留学説明会
2022年夏に、長崎大学からAFIMA Leaders Programへ短期留学したのは3名です。ママレーシアトレンガヌ大学と釜慶大学校で学んだ成果を、それぞれが報告しました。
武田先生からの挨拶
報告会に参加した、次期留学生希望者たち
杉山 慶樹(すぎやまよしき)
長崎大学 環境科学部 環境保全設計コース3年
マレーシアトレンガヌ大学に2カ月半留学
さまざまな実験に対して積極的に臨めるようになった
幼少期に2回アメリカにホームステイの経験があり、異文化に対してとても興味がありました。留学したトレンガヌ大学は、とても広く、敷地内にはネコだけでなく大きなトカゲやサルもいました。周辺に生息する野生生物を観察したのもいい思い出です。授業はすべて英語で行われ、スキルもアップしました。印象に残ったプログラムは、マレーシアの海と河川でサンプルを取り、顕微鏡を用いて微生物の観察及び同定を行った実験です。さまざまな実験(研究)に対して前向きかつ積極的に臨めるようになったのも大きな成長です。この経験を活かし、将来は農林水産省への入省を目指したいです。
授業風景
UMT近くの海水域とUMT内の汽水域の2か所にてサンプリングを行う
実験の様子
馬場千乃(ばば ゆきの)
長崎大学 環境科学部 環境保全設計コース3年
釜慶大学校に約3ヶ月留学
1週間にわたる船内生活は交流を深める貴重な時間
環境科学部で学んだ分野の中に海洋問題があり、それが海外の大学ではどのような問題としてとらえられているのか、解決策の視点を知りたいと思っていました。留学先では主海洋経済学の授業、乗船実習、セミナー参加の3つのプログラムが行われました。とくに乗船実習では約1週間にわたって船内生活を送りました。今回の目的地である木浦に到着してからは水族館や庭園に出かけたり、現地の海鮮料理を食べたりして過ごしました。想像していた乗船実習とかなり異なり、何かを学習するということ以上に、生徒同士の交流を深める貴重な場であったと感じています。
乗船実習中にみつけたきれいな月
参加したセミナーのみんなと
ソウルの観光も楽しんだ
柴﨑壮平(しばさきそうへい)
長崎大学水産学部1年
釜慶大学校に約3ヶ月留学
国家間で問題になっている海洋問題に取り組みたい
水産バイオ経済学の勉強ができると知って参加しました。持続可能な漁業、国際的な視点、様々な国の人との交流までを学び体験できるのがこのプログラムでした。とくに、チーム課題で各国の水産経営に関する取り組みを調べて発表する授業では、韓国や中国、アメリカの経営方法や管理方法を知ることができ、とても勉強になりました。また韓国の水問題はトイレットペーパーが水に流せないなど違いがあり、驚きました。チーム課題で培ったプレゼン能力や議論の能力をもっと高め、国家間で問題になっている海洋問題に取り組んでいける仕事に就きたいと考えています。
乗船実習にて
船上からみた韓国の風景