留学の目的

Objectives
of the program
留学の目的
留学の目的
「水産」「海洋環境」分野で
グローバルに学び、
海洋保全に貢献する人材を育成

アジアは世界で最も盛んに水産業が行われてきている地域ですが、気候変動や人間活動の影響などから、水産資源とそれを育む海洋環境の持続性が危ぶまれているのが現状です。古くからの水産国である日本や韓国は20世紀半ばから国内中心にそのための対策を講じてきました。一方、水産新興国といえる中国・マレーシアでは今まさにこの危機に直面している状況です。大規模かつ急速に悪化している海洋環境を食い止めるためには、国内向けの打開策では効果が限定的であり、国の枠組みを超えた大きなスケールでの取り組みが望まれます。

本プログラムでは、その課題に向けた対応策を早期に立案・実行できる、国際色豊かな高度専門人材を育成します。日中韓とマレーシアで国際協調しながら水産資源の共同管理に取り組む「水産分野」。海洋環境の保全や回復のための対応策を考える「海洋環境分野」。この2つが今回のプログラムの中心です。

留学の目的
留学の目的

長崎大学大学院 水産・環境科学総合研究科
紹介動画

2022年度派遣学生 インタビュー動画

参加学生の声

Student Voices

2023

岡本 遼おかもと りょう
環境科学部 4年
マレーシアトレンガヌ大学に約2ヶ月半留学

様々なフィールドワークで
現地の自然環境を体感

クランタンでのフィールドワークでは、漁港や魚市場で手に入れた魚で標本を作り、図鑑を製作。ビドン島ではシュノーケリングや底引き網漁を体験しました。長崎では見ることのできない小動物とも出合えた貴重な時間。この経験を今後の人生に活かしたいです。
中瀬 研人なかせ けんと
水産学部 2年
釜慶大学校に約4ヶ月留学

他文化の人たちと
想いを伝え合う必要性と難しさを実感

グローバル水産経済論の講義では持続可能な水産資源商品についてのプランを提案し、自分の意見を正しく伝えることの難しさを実感しました。チェジュ島への乗船実習では漁の様子や養殖場を見学。島の食事も楽しみ、文化面からも良い経験ができました。
杉戸 美寧すぎと みね
水産学部 1年
釜慶大学校に約4ヶ月留学

違う角度から水産を学び
考え方が変わった

講義によっては何度も発表を求められることがあり、授業への積極性が重要でした。今回は韓国の水産事情や水産加工品の売り方など、経済面から水産へアプローチ。私は生物系の専攻ですが、違う角度から水産を見られたのは良い経験に。考え方が変わりました。
木藪 旬弥きやぶ しゅんや
水産学部 4年
マレーシアトレンガヌ大学に約2ヶ月半留学

マレーシア人の
明るい国民性に励まされた

専門外の授業があった時や、マレー語がわからなかった時には困惑することもありましたが、マレーシアの人々の優しさや外交性に支えられました。魚にフェザーミールとイーストとを与えて個体数の変化を調べた研究では、一定の成果が出せて嬉しかったです。
山本 悠理やまもと ゆうり
大学院水産・環境科学総合研究科 博士前期課程 1年
釜慶大学校に約4ヶ月留学

グローバル水産学と向き合い
研究姿勢や意欲が向上

グローバル水産学に関する講義では、その内容だけでなく、多様な国々の学生の意見を聞くことで学びが深まりました。学会で研究発表を行った時には、海外の先生方から質問や指摘を受ける貴重な機会を得て、自身の研究を見直す良いきっかけにもなりました。

2022

杉山 慶樹すぎやま よしき
長崎大学 環境科学部 環境保全設計コース3年
マレーシアトレンガヌ大学に2カ月半留学

さまざまな実験に対して
積極的に臨めるようになった

幼少期に2回アメリカにホームステイの経験があり、異文化に対してとても興味がありました。留学したトレンガヌ大学はかなり広く、敷地内にはネコだけでなく大きなトカゲやサルもいました。周辺に生息する野生生物を観察……
馬場 千乃ばば ゆきの
長崎大学 環境科学部 環境保全設計コース3年
釜慶大学校に約3ヶ月留学

1週間にわたる船内生活は
交流を深める貴重な時間

環境科学部で学んだ分野の中に海洋問題があり、それが海外の大学ではどのような問題としてとらえられているのか、解決策の視点を知りたいと思っていました。留学先では主海洋経済学の授業、乗船実習、セミナー参加の3つの……
柴﨑 壮平しばさき そうへい
長崎大学 水産学部1年
釜慶大学校に約3ヶ月留学

国家間で問題になっている
海洋問題に取り組みたい

水産バイオ経済学の勉強ができると知って参加しました。持続可能な漁業、国際的な視点、様々な国の人との交流までを学び体験できるのがこのプログラムでした。とくに、チーム課題で各国の水産経営に関する取り組みを調べて……
留学の目的

目指す人材

You are expected to be…

  • アジア諸国の多様性の理解の下、海の恵みを将来にわたって持続的に享受するための課題解決策を共創できる高度専門人材
  • 共に議論する中で、海洋や水産資源を共同管理する重要性を理解・共有し、実践的な共同管理計画を導出できる人材
  • 母国や国際機関における水産資源と海洋環境保全のエキスパートとして活躍し、関係国間の国際協働を橋渡しする要となる人材

本事業で計画している交流学生数

2021年度
派遣
0
受入
0
2022年度
派遣
6
受入
6
2023年度
派遣
8
受入
12
2024年度
派遣
10
受入
18
2025年度
派遣
10
受入
20

受け入れ及び派遣を
希望する学生の出願条件

Requirements
for participating

  • 長崎大学と、学術交流協定に基づく学生交流に関する覚書を締結した大学・大学校の正規学生であること。
  • 長崎大学大学院 水産・環境科学総合研究科の博士前期課程学生、水産学部及び環境科学部の学部生であること。
  • 修了・卒業予定が、長崎大学が定める受入期間、あるいは派遣期間終了後であること。
  • 英語による受講のため、参加学生はTOEIC500点以上が望ましい。プログラムへの参加を通して、修士課程ダブルディグリーの学生はTOEIC700点以上、短期留学の学生はTOEIC600点以上を目標として、英語能力の向上に取り組みます。
留学の目的
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