アジアは世界で最も盛んに水産業が行われてきている地域ですが、気候変動や人間活動の影響などから、水産資源とそれを育む海洋環境の持続性が危ぶまれているのが現状です。古くからの水産国である日本や韓国は20世紀半ばから国内中心にそのための対策を講じてきました。一方、水産新興国といえる中国・マレーシアでは今まさにこの危機に直面している状況です。大規模かつ急速に悪化している海洋環境を食い止めるためには、国内向けの打開策では効果が限定的であり、国の枠組みを超えた大きなスケールでの取り組みが望まれます。
本プログラムでは、その課題に向けた対応策を早期に立案・実行できる、国際色豊かな高度専門人材を育成します。日中韓とマレーシアで国際協調しながら水産資源の共同管理に取り組む「水産分野」。海洋環境の保全や回復のための対応策を考える「海洋環境分野」。この2つが今回のプログラムの中心です。
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